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よのなかは。

映画・本の感想。観て/読んで心打たれた作品を紹介しています。

『X-MEN ファースト・ジェネレーション』感想

映画

久しぶりに映画を観ました。

 

X-MEN、ファースト・ジェネレーション(FIRST CLASS)

2011年、マシュー・ヴォーン監督。

私はX-MENが大好きで、特に新三部作(プロフェッサー/チャールズ・エグゼヴィアとマグニートー/エリック・レーンシャーが若い方)のFC(ファースト・ジェネレーション)と次作DoFP(フューチャー&パスト)は、自分でも飽きれるくらいの回数観ています。観ている余裕がないのに再生して、結局画面は見ずBGMと化していることもあります。(原語も吹替えも両方素敵ですよ)

 

この映画の、何がそんなに魅力的なのか?

 

ストーリーは好きです。音楽も好きだし、映像も楽しいし、キャラクターも魅力的。

要するに「全部好き」というやつかというと、そういうわけでもない。

ストーリーに関しては他にもっと好きな映画があるし、音楽も大好きだけど一番というほどでもないし・・・。

「ここがイイんだよ!!理屈抜きで好きなんだよ!」っていう部分(ツボ)が溢れているんです。

だから何度も何度も観て、ツボを押しに行っちゃうというか・・・。一種の強迫観念?予定調和しに行く感じ?うーん、うまくいえない。

 

とりあえず、私的にツボなところを少し挙げてみますね。とりとめもないですけど・・・。(ここから先ネタバレ全開です、ご注意ください!)

 

(1)疾走感がある

テンポが良い。場面が次々切り替わる。映像が刺激的!(超能力を実写化しているので現実にはありえない映像をたくさん見られる)

 

(2)エンディングがかっこいい

まず、サウンドトラックがとても良いんです。

作中ずっと同じような曲ばかり(ダークナイトばりに)かかるんでアレなんですけど、かっこいい曲だからOK!

メカニックかつ迫力のあるサウンドで、曲の盛り上がりどころが映画の盛り上がりと絶妙に合っていて、興奮します。

特にエンディングでの、黒バックにネオンカラーの独特な映像と曲の連動が最高にクールでした。エンディングは個人的No.1映画かもしれないです。

 

(3)チャールズ(マカヴォイ)の顔が好き。

FCの髪型が好きです。ブルネットでウェーブがかかった感じ。ウェーブとかパーマとかに弱いんです。可愛くも色っぽくも見えませんか?ウェーブって。

そして、瞳の青色の美しいこと!白い肌に映えるんですよね、綺麗な青が。

そういえば青い瞳の人が多い映画ですね、FCは。

あとは、じっと人を見る表情がチャールズらしくて良いですね。目つきがツボです。

 

(4)エリックの台詞"Frankenstein's Monster(フランケンシュタインの怪物だ)"

エリックが酒場で自分自身を「フランケンシュタインの怪物だ」と言うシーンがあります。

母親の仇であるショウを"my crezator(フランケンシュタイン)"と称し、

ファスベンダーのドイツ語の発音がカラッカラしてて好きです。 

 

(5)エリックの行動(言動)に、脈絡のなさを感じるところ

 終盤、エリックが吹っ飛ばした銃弾が運悪くチャールズに当たって、「You did this!(お前のせいだ!)」と、チャールズの彼女に怒りをぶつけた後、窒息させようとするシーン。いやいや、お前のせいやろ。シリアスなシーンなのに笑ってしまいます、毎回。

 

(7)チャールズが不憫で笑えないところ

 FC終盤で、エリックがショウの額に因縁のコインを貫通させて殺害するシーンがあります。この時、チャールズがショウの動きを止めているので、貫通するとき、チャールズが相当痛そうな(肉体的にも精神的にも)表情をするんですけど。このシーンではエリックこの野郎って思いました。

「より良い人間になるんだ」というチャールズの説得も虚しく、エリックが人を殺したわけです。このシーンでは、エリックとチャールズは一緒にいられないんだな・・・と感じさせられ胸が痛くなりました。

 

(6)「俺を撃て!」と言ってチャールズに銃を持たせ、銃口を自分のこめかみに押し当てたエリックが、作品中最も良い笑顔をしているシーン。ちなみにチャールズは眉間に皺寄せて嫌がってました。

観ている側としては、「なんでそこで一番良い笑顔なんだよ!何が嬉しいんだよ!今じゃないだろ、その笑顔は!っていうか歯並び良いな!」と思いました。大好きなシーンです。

 

ツボ、まだまだあるんですけど、ここらで切り上げますね。

まともなことも言っておきますと、社会問題を絡めた作品になっています。

特に差別問題は重要なテーマとなっており、エリック=マルコムXで、チャールズ=キング牧師、という話もあります。

差別された存在(ミュータント)たちが、差別してくる人間たちとどう関わって行くのか?

エリックは力で人間を排除して自分たち(ミュータントたち)の時代を作ることを目指す。人間を恨んでいる。

一方チャールズは人間と共存して行くことを目指している。人間を信頼している。

 

クライマックス直前で、エリックがチャールズに「望みは同じだろ」と言うと、チャールズが「残念だが違う」と(涙を浮かべて)答えます。この返事をきいたエリックの目、死んでます。ここで決定的に二人の道が分かれます。そして旧シリーズにつながる・・・。二人の人間の正義が何を生み出し、また何を壊し、失わせるのか?それを見守るのが楽しいんですかね。この辺りがX-MEN最大の魅力かもしれません。

 

 

FCは、プロフェッサーとマグニートーX-MEN旧シリーズではおじいちゃん)の幼少期から青年期までを描いています。対照的な二人の人生は、今後どのように進んで行くのか?続きはDoFP(フューチャー&パスト)です。

さらにその次の、アポカリプスが来年公開予定!

個人的には、チャールズとエリックとレイヴンの関係がどうなっていくのか?そして、エジプトの壮大な景色が映画にどう生きてくるのか?新キャラクターはどんな奴なのか?などなど、気になるところがいっぱいです。