読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

よのなかは。

映画・本の感想。観て/読んで心打たれた作品を紹介しています。

激動の時代、立ち向かう人々『カサブランカ』感想

映画

概要____________________________________

原題:Casablanca
1942年、アメリカ
カーティス監督

カサブランカ(Casablanca) [DVD]



あらすじ_________________________________

時は第二次大戦真っ只中の1942年冬、舞台はフランス領モロッコのカサブランカ。アメリカ人・リックがカサブランカで営むバーに、かつての恋人イルザが現れるところから物語は始まります。


ウィキペディアカサブランカのページ中程の“ストーリー”という項目に詳しい内容が出ています。最初から最後までの流れがドラマチックにまとめられており、読んだだけで映画を観たような気分を味わえます。ネタバレ全開なので、この先少しでも観る可能性がある方は、視聴後に訪ねて感動する用にとっておくと良いと思います。




感想____________________________________

1.ストーリーに関して
*ネタバレなし

観る前はラブロマンスイメージが強く正直敬遠していましたが、実際に観るとむしろ政治的な面が重要テーマであるように感じました。
時代に翻弄されながらもそれに負けない人々の姿は、観るものの心に強い印象を与えますね。
清々しくもほろ苦い余韻が残ります。



2.時代背景に関して
*ネタバレなし
上の項で時代の話が出ましたが、この映画は時代設定がミソです。1942年、舞台は仏領モロッコのカサブランカ
このカサブランカの当時の状況がドラマチックなんです。
ドイツ帝国のヨーロッパ侵略から逃れるべくアメリカへ渡るため、港のある中立国ポルトガルに向かう人々が、やむを得ず経由するのが、アフリカの都市カサブランカカサブランカからのビザが入手困難で、必死に逃れてきたもののこの地で足止め、という難民も後を絶たない…という状況。その上、カサブランカは親ドイツのヴィシー政府が統治するフランスの領土ですので、ドイツ軍人が幅をきかせていたり、夜間は外出禁止だったりと不自由な面もあります。


そんなカサブランカで、主人公リックはパリ陥落前に理由を告げずに去ったかつての恋人(これまたドラマチックですね)イルザと偶然の再会を果たすのです。美しく悲しい思い出に縛られていたリックも、いつしか情熱を取り戻し…。


以上のような設定のなか、さらに様々な立場の人物が登場し、ストーリーを動かしていきます。

つまり、単なるラブロマンスではありません。謎とスリルと愛と信念と権力と理不尽と諦念と冷徹と情熱と…合間に美しい音楽があって、最後には最高の男気と友情があります。

大事な人と観てほしい作品です。素敵な思い出になることでしょう。