読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

よのなかは。

映画・本の感想。観て/読んで心打たれた作品を紹介しています。

悪魔じみて魅力的。カポーティ『誕生日の子どもたち』

著者:カポーティ
訳者:村上春樹
2002年、文藝春秋


誕生日の子どもたち



短編集です。

表題作「誕生日の子どもたち」だけ再読したので、感想書きます。

余談ですが、私、「好きな短編小説トップ3を挙げよ」と言われたら


「誕生日の子どもたち」
レキシントンの幽霊


この2作は外せません。


短編集で、各作品異なる魅力を備えていますが「誕生日の子どもたち」に関しては


・主人公がとにかく魅力的。


これにつきます。
一度読んだら衝撃を受けるはず!


ミス・ボビット(10)のキャラの濃さよ…

凄い。

悪魔的。
でも天使みたいで、

少女だけど淑女で、
気位が高くて身だしなみも言葉遣いもバカバカしいくらい整っていて、

すべての発言が自信に満ちていて、

持っている空気からして「他とは違う」存在です。



彼女を「特別な存在」たらしめているのが何かというと、それは、上に挙げた事柄もそうですが、
個人的に決定打だと思っている要素があって、それは、クライマックスで描写されています。

ネタバレになるので、止めときますね。



私は心臓が誤作動しちゃう寸前までいきました。(比喩です。あくまで体感です)これを感動というのでしょうか……



何でこんな凄いの書けたの?と、
カポーティに訊きたい…。